ゆかいな音語り

ゆかいな音語り について

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ゆかいな音語り

第一部
17:50〜18:30
●わくわくワークショップ

フランスの作曲家 サン=サーンスは、3歳のときには作曲を始めたという逸話の残る神童でした。音楽だけではなく、様々な分野に興味を持った少年の、茶目っ気といたずら顔が垣間見えるような組曲「動物の謝肉祭」。当初、プライベートな夜会での演奏を目的として作曲されたこの曲は、風刺的な表現も多いからか、亡くなるまで、一般公開することを禁じていました。

そんな秘密の曲も、今では多くの人々に親しまれています。全部で14曲からなる組曲ですが、今回はそのなかからいくつか抜粋してお届けします。また今回は特別に、サン=サーンス以外にも、ロシアの作曲家 リムスキー=コルサコフ、そして、ハンガリーの作曲家 バルトークの残した小品も、動物あてクイズのなかに紛れこんでいます。どんな動物か当てられるでしょうか。一緒にカラダも動かして、音楽を楽しみましょう。

第一部後半は、モーツァルト。まさに大天才と呼ぶにふさわしいオーストリアの大作曲家モーツァルトは、36歳という短い人生のなかで、ピアノ曲、室内楽曲、交響曲、オペラ・・・さまざまな分野で珠玉の名曲を残しました。

今回とりあげるのは「トルコ行進曲」。16〜18世紀にかけて、当時強大国であったオスマントルコ帝国への恐れと憧れから、トルコ趣味というものが西ヨーロッパで広がりました。アラビアンナイトやトルコ珈琲などとともに、その軍楽隊のリズムに刺激され作曲されたのが、トルコ行進曲です。

メフテルと呼ばれるこのリズムを、ヴァイオリン二重奏に乗せて、みんなで叩いてみましょう。手拍子でももちろんいいですが、お家から、何か音の出るものを持ってきて、にぎやかに合奏しましょう!

第二部
18:40〜19:40
どきどきコンサート

第一部と打って変わって、ゆったりと音楽を楽しむコンサートは、ドイツの大作曲家バッハから始まります。ヴァイオリンから紡ぎ出される音の世界は、たったひとつの楽器でも、とても豊かです。

バッハの平均律クラヴィアー曲集の前奏曲を伴奏に、ラテン語の聖句「アヴェ・マリア」をつけたグノーの作品。その精緻なバッハの世界と、グノーの美しいメロディーのアンサンブルをヴァイオリン2本とピアノでお楽しみください。

その他には、モーツァルトの軽やかでチャーミングな「ロンド」、耳慣れた名曲「トロイメライ」でしっとりと。華やかで技巧的、風のようにスピーディーに進む「チャールダッシュ」。最後は、ストラヴィンスキーのおもちゃ箱をひっくり返したような楽しい「イタリア組曲」などなど。

予約受付終了

ゆかいな音語り イベント情報

イベント名
ゆかいな音語り
日時
2015年6月7日(日)
17:50-19:40
場所
文京 ふれあい館 ホール
東京都文京区根津2-20-7
千代田線「根津」駅より徒歩2分
参加費
1000円
(当日1500円)
定員
150名
プロフィール
本郷幸子(ヴァイオリン)
東京都出身。東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学卒業。ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに参加。現在は、上野学園大学非常勤講師、横浜シンフォニエッタメンバー。



堀越瑞生(ヴァイオリン)
山梨県出身。第4回fuga国際音楽コンクール学生部門プリミエ賞、弦楽器部門、準スープリーム賞。第15回大阪国際音楽コンクール入選。2014年下野竜也指揮、上野学園大学主催『協奏曲演奏会』にソリストとして出演。緒方恵、矢部達哉、本郷幸子の各氏に師事。現在上野学園大学演奏家コース3年在学中


徳重智子(ピアノ)
兵庫県出身。東京藝術大学作曲科卒、同大学院修了後、文化庁派遣研修員としてパリ国立高等音楽院で研鑽を積む。帰国後、音楽大学で教鞭をとるかたわら、編曲、作曲活動をする。NHK教育テレビ 「子どもコンサート」に伴奏ピアニストとして出演。五歳女児の母親。