〜ココロの野遊び〜 第二回 ゲスト 石川憲彦さん(児童精神科・小児科医)

新講座

尹 雄大講師

〜ココロの野遊び〜 第二回 ゲスト 石川憲彦さん(児童精神科・小児科医) について

この講座は終了しました。

〜ココロの野遊び〜

第二回目のゲストに児童精神科・小児科医の石川憲彦さんをお迎えします。
石川さんは「発達障害は本当に増えたと言えるのか?」といった重要な指摘をされています。これは人間にとっての成長や熟達とは何か?という根源的な問いです。

コミュニケーションに 難があると発達障害の可能性を疑うことも珍しくありません。あたかも達成すべきコミュニケーションのモデルがあるかのような語り口です。それほどコミュニケーションの円滑さ、つながりを重視しながらも、この社会には異様なほど他罰的な言葉が溢れているわけです。私たちが獲得すべきと奨励されるコミュニケーション能力とは。そして、それに向けて成長し熟達していく人間像とは何か。そのような話を交わしたいと思います。子育て中のお父さん、お母さんをはじめ、コミュニケーションについて悩んでいる方もぜひ来てください。

予約受付終了

〜ココロの野遊び〜 第二回 ゲスト 石川憲彦さん(児童精神科・小児科医) 講座情報

講座名
〜ココロの野遊び〜 第二回 ゲスト 石川憲彦さん(児童精神科・小児科医)新講座
講師
尹 雄大講師フリーランスーのインタビュアー&ライター
日時
2015年7月11日(土)
18:00-20:30
場所
浅草公会堂第二集会室
参加費
3000円
ご家族やカップルでの参加は2500円です。
中学生以下は無料
当日お支払い下さい
定員
定員未定
ゲストプロフィール
石川憲彦(いしか・わのりひこ)
林試の森クリニック院長。児童精神科医。1946年、兵庫県生まれ。東京大学医学部卒業。東大病院小児科、精神神経科に勤務。マルタ共和国にあるマルタ大学での研究生活を経て、静岡大学保健管理センター教授・所長などを務める。2004年、林試の森クリニック開業

『みまもることば―思春期・反抗期になってもいつまでもいつまでも』(ジャパンマシニスト社)、『こども、こころ学―寄添う人になれるはず』(ジャパンマシニスト社)、『発達障害という希望』(共著 雲母書房)など多数

『〜ココロの野遊び〜』について

自分が感じていることや思っていることがあったとしても、「知識がないから自信がない」とか「正しいかどうかわかはないから」といった理由で考えを巡らせ、口に出すのを止めてしまったことはないでしょうか。

確かに「答えのようなもの」はすでに誰かが言っているかもしれません。しかし、誰かは私ではないので、その答えは私に当てはまるとは限りません。
私たちは自分が感じていることよりも他人の提示する正しさにこれまで十分過ぎるほど従ってきました。

その結果、自由に発言し、自分が何者かを述べることに恐れを抱くようにすらなってしまいました。
いま必要なのは誰からも認められる知識を増やすのではなく、私自身が何を感じ、考えているのか、その理解を深めることではないでしょうか。

野遊びとは野に出て遊ぶことを意味します。野は誰のものでもありません。そうした自由な場で感じていること、思っていることを語らう。そんな空間にしたいと思います。