音語り 新春特別篇 〜医学と華道と音楽〜

定期講座

本郷 幸子講師

音語り 新春特別篇 〜医学と華道と音楽〜 について

音語り

広く一般に音楽に親しんでいただく場としてはじめた「音語り」ですが、近年は、お箏やリュートといった楽器とのアンサンブルのみならず、華道や物理の異分野との様々なコラボレーションが生まれています。今回はこれまでの集大成とも言える新春特別篇!
東洋と西洋の医学、そして医療と藝術の橋を架けるような素晴らしい活動をされている稲葉俊郎さんをお迎えし「音と医」についてお話をお聞きします。音楽では、まるで天と地をむすぶ光のような音色の笙、新春を感じずにはいられないお箏とヴァイオリンのアンサンブル。そして、最後は、石草流いけ花の奥平清祥さんをお迎えし、音楽とともに、連歌のように、「ひとり、ひと花」を皆で連ねて、ひとつのお花をつくりあげます。素晴らしい講師陣をお迎えし、これ以上ないというほどの豪華な共演。浅草にて、新春の慶びをみなさまとお祝いできますように。

「音と医」
わたしたちは生まれたときにオギャーと言い、声を出し、言葉を覚え、唄を覚え、コミュニケーションをします。わたしたちは声の何を聞き取っているのでしょうか。そして、空気の振動としての音にはどういう本質があるのでしょうか。そうした、音と人体、音楽と医療に関する小話をしながら、ほかの登壇者の皆さんとの関連が生まれるような話をしたいと思います。

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音語り 新春特別篇 〜医学と華道と音楽〜 講座情報

講座名
音語り 新春特別篇 〜医学と華道と音楽〜定期講座
講師
本郷 幸子講師ヴァイオリニスト
日時
2018年1月8日(月)
18:00〜21:00
(17:45開場)
場所
浅草公会堂 第3集会室(5階)
https://asakusa-koukaidou.net/home/access.html
東京都台東区浅草1-38-6
参加費
5000円
大学生 3500円
中学生 2500円
小学生 1500円
未就学児無料
定員
定員未定
【演奏曲目】
●笙
雅楽古典曲
「壱越調調子(いちこつちょうちょうし)」
「春鶯囀(しゅんのうでん)」より

●箏とヴァイオリン
宮城道雄「さくらさくら」「春の海」


※都合により曲目変更がある場合があります
【講師】
・稲葉俊郎(医)
医師、東京大学医学部付属病院循環器内科助教。医学博士。
1979年熊本生まれ。心臓を内科的に治療するカテーテル治療や先天性心疾患が専門。往診による在宅医療も週に一度行いながら、夏には山岳医療にも従事している(東大医学部山岳部監督)。医療の多様性と調和への土壌作りのため、西洋医学だけではなく伝統医療、補完代替医療、民間医療も広く修める。2011年の東日本大震災をきっかけに、医療があらゆる領域との創発を起こすために、様々な分野を横断した活動を始める。出演歴:MANSAI解体新書その弐拾六(世田谷パブリックシアター、2016年7月30日)、SWITCHインタビュー 達人達「大友良英×稲葉俊郎」(NHK、2017年3月11日)、アンサンブルズ東京(UA + 稲葉俊郎、2017年10月15日)など。
https://www.toshiroinaba.com

・田島和枝(笙)

笙を豊英秋(元宮内庁楽部主席楽長)、宮田まゆみ、石川高に、古代歌謡と舞を豊英秋に、雅楽を芝祐靖の各氏に師事。国立劇場雅楽公演、文化庁主催本物の舞台芸術推進事業、八ヶ岳高原音楽祭、タングルウッド音楽祭、薬師寺観月祭、坂本龍一、ディープフォレスト、岡野玲子「陰陽師」などのCD参加等、雅楽古典曲から現代曲まで多方面で演奏活動を行う。笙一管での響きを軸に様々なアーティストと共演する。現在、日の出町(東京都西多摩郡)に移り住み豊かな自然の中で笙の音色作りに励む。雅楽演奏団体「伶楽舎」に所属。「おとのひとひら」主宰。http://tajimakazue.jp(パソコンでご覧ください)

・奥平清祥(花)
石草流いけばな 家元後継。

1978年東京生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。ソーシャル・マーケティング専攻。

2001年日本電気株式会社に入社、2001年NEC社長賞受賞。博報堂生活総合研究所でのフリープランナーを経て、幼少より慣れ親しんだいけばなの道に進み、母である石草流いけばな三代目家元・奥平清鳳の指導のもと、04年よりホテルオークラ東京での館内装花を担当。
ホテルオークラを飾るために立ち上げられた石草流いけばなでは、国内外のお客様やVIPをおもてなしする精神とかたちを学び、実践に務める。また、華道“原点の花”「立花(たてはな)・立華(りっか)」を修行した家元の助手として学ぶとともに、室町時代の期限をもつ「花所望」の再現に取り組む。
同時に、LVMHグループでハイエンド・マーケティング担当を経て、現代の生活やビジネスに自然やアートでいかに潤いと彩りを取り入れるかをテーマに研究・提案・講演活動を行ない、日本農業経営大学校にて、講師を務める。分野を横断連携して日本文化の継承と次世代の訴求を図る活動・ネットワーク形成を積極的に行っている。
食と農と文化を軸に、現代のライフスタイルに合わせた生活提案や再価値化を、ストーリーテリングの手法で模索するという授業を展開、自己の内省から生活者の心理に多面的多層的なマーケティングと営業支援を教授。


・北川綾乃(箏)
富山県出身。幼少より箏・三絃を正派邦楽会大師範北川雅楽敏に習う。平成26年東京藝術大学卒業。現在同大学院音楽研究科邦楽専攻修士課程に在籍。在籍中、箏を深海さとみ師、三絃を富山清琴師、上條妙子師に師事。 箏・三絃曲のもつ節の面白みや言葉の美しさに強く惹かれて古典を深く追求する一方、積極的に作曲家との活動を行う。平成27年舞/振付/演出 森山開次、作曲/音楽監修 笠松泰洋「YUMEJI」に箏で参加。平成28年以降、舟木一夫新橋演舞場公演・由紀さおり明治座公演・福田こうへい明治座公演ほか劇音楽の録音に箏・三絃で参加。第19回全国高校生邦楽コンクール2位。富山県高等学校文化連盟 優秀藝術文化賞。社団法人富山県芸術文化協会 奨励賞。平成29年 利根英法記念邦楽コンクール奨励賞(3位相当)受賞。現在、生田流箏曲正派邦楽会師範(北川雅楽乃)。音楽グループ「互」「凛と風」「MANJIRO」のメンバーとしても活動中。

・本郷幸子(ヴァイオリン)
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、渡独。ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業し、ディプロムを取得。ドイツヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラにて研鑽を積む。これまでに札幌 Pacific Music Festital(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され演奏。現在は、上野学園大学ヴァイオリン科非常勤講師として後進の指導をしながら、指揮者の山田和樹率いる横浜シンフォニエッタなどのアンサンブルを始め、幅広く演奏活動をしている。4スタンス身体理論を廣戸聡一氏に師事。REASHトレーナー(コーチ級)

『音語り』について

音楽は予備知識がなくても楽しめてしまうのが魅力でもありますが、この講座では、文字通り「音と語り」で、その世界をより深めていきます。間近で聞く生の音色はひとあじ違います!どうぞお楽しみください。

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音楽は音の織物。

その完成品を味わうだけでなく、その糸がどう紡がれたのかを紐解いて、共に学び、発見し、深める場をつくれたらという思いで、音語りを始めました。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに」という井上ひさしさんの言葉を胸に。音楽の世界の新しい扉が開かれ、より親しみを持っていただけたら幸いです。

※この講座は、演奏だけではなく、毎回違うテーマに沿って様々なお話を入れながら進みますので、通常の演奏会とは異なります。その点をご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。