チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く チベット医学の診断と治療

小川康講師

チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く チベット医学の診断と治療 について

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チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く

チベット医は、触診、望診、問診など五感のみを駆使して診察し、ヒマラヤで採取した天然薬剤を主に用いて治療を行います。本講座では、まず、前回までの講座「チベット医学の歴史」「身体理論の樹木」の復習を簡単におこない、次に38枚の葉が茂る「診断の樹木」、そして「治療の樹木」に茂る98枚の葉を一つ一つ解説していきます。3本の樹木に茂る総合224枚の医療の葉が揃うとき、樹木の頂に2つの花が咲き、2つの果、そして究極の果が最後に1つ実ります。現代の医学・薬学が忘れてしまった「究極の果実」とは何か? 時間の許す限り、医と薬のあり方について語りあいましょう。

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チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く チベット医学の診断と治療 講座情報

講座名
チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く チベット医学の診断と治療
講師
小川康講師薬剤師 チベット医
日時
2015年4月12日(日)
時間未定
場所
記憶の蔵
文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅徒歩8分
記憶の蔵地図
参加費
3500
定員
25名

『チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く』について

チベット医学文化圏にはチベット高原はもちろん、ブータン、モンゴル、ネパール、ブリヤート共和国など中央アジアの広範囲が含まれ、その歴史は八世紀に医聖ユトクが医学聖典『四部医典』を編纂したことにはじまる。その名の通り4つの部門から成り立ち、根本部門では概略。論説部門では生理学、薬草学、倫理学。秘訣部門では診断、治療学。結尾部門には脈診・尿診とともに処方集がまとめられている。そして、17世紀には四部医典の内容を80枚の絵解き図(曼荼羅を含む)として表された。本講座では、絵解き図の1番から4番までを一枚ずつ読み解き、チベット医学の思想を紹介するとともに、われわれ日本の医薬に必要な哲学とはなにかについて考える。