チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く 「チベットの名医列伝 ~ドキュメンタリーフィルム上映~」

小川康講師

チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く 「チベットの名医列伝 ~ドキュメンタリーフィルム上映~」 について

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チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く

タイトル「チベットの名医列伝 ~ドキュメンタリーフィルム上映~」

雪の国チベットに古代より伝わるチベット医学は八世紀、名医ユトクによって創始されたとされています。そして、二〇世紀に入るとヒマラヤを越えてインド・ダラムサラを中心に新たな広がりをみせています。1961年に設立されたメンツィカン(チベット医学暦法学研究所)において、名医として名を馳せ、ダライラマ14世が全幅の信頼を寄せられた故テンジン・チューダック医師の治療風景を中心に、チベット医学を支えてきた名医の方々の貴重な映像を紹介します。言語は英語とチベット語ですが、チベット医の小川が随時、通訳と解説を行います。
(本講座の収益の一部をメンツィカンに寄付します)

予約受付終了

チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く 「チベットの名医列伝 ~ドキュメンタリーフィルム上映~」 講座情報

講座名
チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く 「チベットの名医列伝 ~ドキュメンタリーフィルム上映~」
講師
小川康講師薬剤師 チベット医
日時
2015年5月16日(土)
14:00-16:00
場所
記憶の蔵
文京区千駄木5-17-3
千代田線千駄木駅徒歩8分
記憶の蔵地図
参加費
3500
定員
定員未定

『チベット医学と薬の哲学 ~医学曼荼羅を読み解く』について

チベット医学文化圏にはチベット高原はもちろん、ブータン、モンゴル、ネパール、ブリヤート共和国など中央アジアの広範囲が含まれ、その歴史は八世紀に医聖ユトクが医学聖典『四部医典』を編纂したことにはじまる。その名の通り4つの部門から成り立ち、根本部門では概略。論説部門では生理学、薬草学、倫理学。秘訣部門では診断、治療学。結尾部門には脈診・尿診とともに処方集がまとめられている。そして、17世紀には四部医典の内容を80枚の絵解き図(曼荼羅を含む)として表された。本講座では、絵解き図の1番から4番までを一枚ずつ読み解き、チベット医学の思想を紹介するとともに、われわれ日本の医薬に必要な哲学とはなにかについて考える。