医【醫毉】をめぐる

医【醫毉】をめぐる について

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医【醫毉】をめぐる

生老病死の内に生きる私たちの生活から切り離せない【医】をテーマに第一部を薬剤師・チベット医でいらっしゃる小川康先生に
第二部を東京大学医学部付属病院で循環器内科医をされている稲葉俊郎先生にお話をして頂き、古から現代そして未来へ刷新されながら継続していく「医」【醫毉】をめぐっていきます。
三部座談会では両先生を交えて、皆様とご一緒に、身体・精神・治療・哲学など幅広く質問を頂きながら更に掘り下げていきたいと思います

一部 「チベット医学の思想と哲学」講師:小川康 13:00-14:30
二部 「補完代替医療の歴史と展望」講師:稲葉俊郎 15:00-16:30
三部 座談会 小川康、稲葉俊郎 座談と質疑応答 16:45-18:00



第一部概要
チベット医学と薬の哲学
〜医学曼荼羅を読み解く〜

チベット医学文化圏にはチベット高原はもちろん、ブータン、モンゴル、ネパール、ブリヤート共和国など中央アジアの広範囲が含まれ、その歴史は八世紀に医聖ユトクが医学聖典『四部医典』を編纂したことにはじまる。その名の通り4つの部門から成り立ち、根本部門では概略。論説部門では生理学、薬草学、倫理学。秘訣部門では診断、治療学。結尾部門には脈診・尿診とともに処方集がまとめられている。そして、17世紀には四部医典の内容を80枚の絵解き図(曼荼羅を含む)として表された。本講座では、絵解き図の1番から4番までを一枚ずつ読み解き、チベット医学の思想を紹介するとともに、われわれ日本の医薬に必要な哲学とはなにかについて考える。
絵解き図1番
四部医典・根本部第一章「医薬の都 タナトゥク」
1 考察 チベット医学の成立
原文・第1節:アムリタ・フリダヤ・アンガ・アシュタ・グハヤ・ウパデッシュ・タンタラ
訳文 :甘露の精髄からなる八支部医学秘伝の教典

第二部概要
《講座内容》
現代は西洋医学が主流ですが、人類史の中で見ると西洋医学も数多ある医学の一つにすぎません。その他にも様々な優れた医学・医療・医術が存在しています。
西洋医学以外のものを総称して補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine: CAM)と言われることがあります。ただ、それは主流派に対する相対的な名称なので、いづれ西洋医学自体が補完代替医療と言われるようになる可能性もあります。補完代替医療も含め、にんげんにたいする医療の内容も種類も実に多岐に渡ります。

小川康先生がされているチベット医学も伝統医学の一つですが、その他の伝統医学でも、
中医学(中薬療法、鍼灸、指圧、気功)、アーユルヴェーダ(インド)、ユナニ医学(ギリシア医学、イスラム)、東洋医学(漢方)などがあります。

また、伝統医学以外でも(自分が何らかの形で体験したものだけでも)、心理療法(カウンセリング)、夢分析、アロマセラピー、ハーブ、柔道整復、カイロプラクティック、マッサージ、 リフレクソロ ジー、キネシオロジー、呼吸法、食養法、整体、霊気(レイキ)、ハンドヒーリング、スピリチュアルヒーリング、セラピューティックタッチ、オステオパシー、瞑想、ホメオ パシー、催眠療法(ヒプ ノセラピー )、過去世療法、未来世療法、NLP(神経言語学的プログラミング)、TFT思考場療法、タッピング、ゲシュタルト療法、交流分析、シータヒーリング、ダンスムーブメントセラピー、ダウジング、光線療法、武道医学、腱引き、アントロポゾフィー医学、音叉治療、アロマ音叉ヴァイブレーショナルレインドロップ、ニューロオリキュラ、スリーインワンコンセプツ、ブレインジム、サイバーキネティックボディトーク、フラワーエッセンス、ヒルデガルド医療、Matrix Reimprinting(マトリックス・リインプリンティング)、Matrix Energetics(マトリックス・エナ ジェティクス)、META Medicine(メタ・メディスン)、クォンタム・ヒーリング、クレニオセイクラルセラピー、チネイザン、ロルフィング、エサレンボディワーク、ファミリーコンステレーション、オーラソーマ、カラーセラピー、ポラリティーセラピー、リコネクティブヒーリング、神秘龍ヒーリング、みくさのみたから(三種之身宝)、業捨、仙骨治療、植物療法、肥田式天真療法、聖中心道肥田式強健術、岡田式静座法、霊術・・・・・
など、ふと思い出すだけで多岐に渡ります。(他にも善良な治療家の方々が多数おられます。)

それだけ、人間のいのち、からだ、こころに対するアプローチは多様であり個別である、ということを表しているように思います。

西洋医学と補完代替医療では人体、病、治療・・・それぞれに対する考え方自体が全く異なることも多いのですが、そのことが正しく理解されていないことも多いようです。西洋医学のように機械論的な捉え方をする分野はごく少数派であるとも言えます。

今回の講座ではチベット医学の講義を受ける形で、補完代替医療の歴史と展望を、総論として簡単に概説します。
その後、時間の範囲内で、エネルギー医学(波動医学)、音響医学(マナーズサウンドセラピー)、ComaWork(プロセス指向心理学)、催眠療法(ヒプノセラピー)などを各論としてご紹介をします。
そういう話をしながら、未来の医療はどういう方向に向かうのか、みなさんで共に考えていきましょう

予約受付終了

医【醫毉】をめぐる イベント情報

イベント名
医【醫毉】をめぐる
日時
2014年9月13日(土)
1部 13:00-14:30
2部 15:00-16:30
3部 16:45-18:00
場所
東大医学系研究科教育研究棟 2階
第1セミナー室+第2セミナー室
参加費
4000円
定員
90名
講師
一部小川康
二部稲葉俊郎