水の霊獣が宿るとき 第1回
新講座
久保 マリコ講師
水の霊獣が宿るとき 第1回 について
この講座は終了しました。

水の霊獣とは、河童や龍などの、現実世界ではない異界に棲むとされる生き物を指します。しかし例えば、河童とは何なのでしょうか。異界の住人である河童はどのようにして出現し、語られ、記述され、そして姿を消していったのか。その時代的・地域的変遷を追っていくと、彼らは私たちの日常生活と密接に関係した存在であることが分かります。今回はまず一枚の絵から話をスタートさせ、その絵に込められたトリックを暴くと同時に、河童の正体を紐解いていきます。その上で、いかにして河童が私たちの存在する現実空間に潜んでいるか、その方法を探り再考していきます。河童の二次元的記述方法から、三次元的記述方法へ。水の霊獣が宿る異界の覗き方を、丁寧にお伝えしていきます。
予約受付終了
水の霊獣が宿るとき 第1回 講座情報
- 講座名
- 水の霊獣が宿るとき 第1回新講座
- 講師
- 久保 マリコ講師美術解剖
- 日時
- 2014年6月1日(日)15:00-17:00
- 場所
- 場所未定
- 参加費
- 2000円
- 定員
- 定員未定
『水の霊獣が宿るとき』について
この講座では、「異界」と認識されてきた世界について取り上げます。とりわけ、水にまつわる異界を取り上げていきます。「異界」とは、日常社会・生活の向こう側にある領域のことで、この日常社会・生活をどのように把握するかで異界の中身が大きく変わってくるものです。自然・身体・絵画・庭園・空間・都市などに触れながら、あらゆる水にまつわる異界を考察していきたいと思います。それにより受講後、皆さんに「美術や日常に対する見方・認識がより深化した」と感じていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。